Kaz Works

テクノロジーは人に寄り添ってこそ意味があるらしい

皆、iPhoneの前では素直になる

奥さんの顔よりiPhoneを眺めている時間の方が多くなってきた。家族にいると息が詰まり、書斎へと逃げ込んでしまう。ネットワークに繋がっている時の方が落ち着くのは何故だろう。感情をぶつける相手はいないのに、悩みを書き込む相手はここにある。つまりはパソコンだとかタブレットだとかのネットワーク接続端末のことである。私は疲れていた。仕事にも家庭にも。いや、生きることそのものが私にとって足かせであった。私は夢の中に生きようと思っていた。妄想や空想の世界に。現実は私が生きるのに辛すぎるのだ。皆、なぜそうも平然と自然に振る舞えるのか、わからないでいた。